役職別ケーススタディ

リーダーになったら身につけたいビジネススキル

リーダーになったら身につけたいビジネススキル

部署のリーダーに任命されると、それまでとは大きく異なる
ビジネススキルを求められるようになります。

リーダーは自分自身の仕事をこなすだけでなく、
部署に属するメンバーの仕事の状況を監督し、
適切な指示を下していかなければなりません。

部下をを管理するマネジメント能力に加え、モチベーションを高める能力、
コミュニケーションを深め信頼されることが不可欠です。

特に部下のモチベーションを高める能力については、
社員を育成し、会社全体の利益向上につなげるという点において、
リーダー以上に強く求められるビジネススキルとなります。

コーチングで部下のやりたいことを引き出して導く

私たちがやる気を出す時、モチベーションが高まる時というのは、
「自分のやりたいこと」をやっている時です。

自分のやりたいことをやっている時はモチベーションが高く、
成果を上げるために一生懸命に取り組みます。

しかし、会社の仕事はすべてが自分のやりたいことではなく、
やりたくない仕事もこなさなければなりません。

リーダーは部下に対して、あらゆる仕事がやりたいことに
つながっていることを示し、導いていくことが大切です。

部下が本当にやりたいことを引き出し、その実現に向けて、
導く手伝いをすることを「コーチング」といいます。

「コーチ」とは「指導者」ととらえられがちですが、
馬車を意味する “Coach” から来ており、「相手の目標達成に向けて導く人」を
指しています。

リーダーは部下が将来叶えたい夢や目標を引き出し、
目標達成したらどうなっているか、目標達成のために必要なものは何か、
目標達成に向けて今すべきことは何か、ということを明確にしていきます。

一人ひとりが将来実現させたい目標に向かっていくために、
今の仕事に対してどのように取り組むべきかが明確なることで、
仕事に対するモチベーションを高く保つことができます。

リーダーの役目は他のメンバーをリード、すなわち導くことです。

そのためには自分自身のスキルを高めるとともに、
他のメンバーの目標の実現に向けてモチベーションを高め、
導いていくことが大切です。