ロジカルシンキング(論理的思考)
ロジカル・シンキングは、
人気の心理学NLPと同様に、多くのビジネスマンが身につけたいと
思っている人気のビジネススキルの一つです。
ロジカル・シンキングは、日本語でいうと「論理的思考」。
つまり、物事を筋道立てて、論理的に考える能力のことです。
ロジカル・シンキングのスキルを身につけると、物事を論理的に、
体系だてて考えられるようになるため、全体像が把握しやすくなり、
相手にもわかりやすく伝えられるようになります。
また、目標に対して最短距離で向かうことができ、
途中で起こりうるトラブルが事前に想定できるようになるため、
問題を回避するための準備ができるようになります。
ロジカル・シンキングは、誰でも身につけることができる
ロジカル・シンキング(論理的思考とは)というとなんだか
固く難しそうなイメージがありますが、スキルの一つなので、
正しいやり方を知って、実践を積み重ねることで
誰にでも身につけることができます。
またロジカル・シンキングは、「フレームワーク思考」や「ゼロベース思考」、
「ロジック・ツリー」など、ツールが注目されがちですが、
目的を達成するための思考法を身につけることが重要です。
物事を筋道立てて、論理的に考え、わかりやすく伝えられるように
することがロジカル・シンキングの目的であり、その目的を達成するために
フレームワーク思考やロジック・ツリーなどのツールを使います。
ロジカル・シンキングを学ぶときは、ツールを使うことが
目的となるのではなく、物事を論理的に考えるスキルを身につけるという
目標を見失わないようにしましょう。
ロジカル・シンキングで相手に伝わる「伝え方」を身につける
ロジカル・シンキングのスキルは報告書や資料の作成、
会議やプレゼンテーションの場、社員などとのコミュニケーションに
おいて活用されます。
コミュニケーションにおいて「失敗」というものは存在しません。
自分が伝えたことに対する、相手からのフィードバックが、
自分の望んでいたものと異なっていた場合に「失敗した」と思いこむだけです。
自分が行ったコミュニケーションの成果は、相手の反応として現れます。
心理学NLPの中に
『相手の反応が自分のコミュニケーションの成果である』
このような言葉があります。
このことを念頭においてコミュニケーションしていくことが重要です。
自分が望む成果が得られなかった場合、お互いが望む内容にズレがあるか、
伝え方がうまくいかなかったかのいずれかとなります。
自分が望む成果を得るためには、相手が望んでいることを知り、
期待する成果へと導くために、適切な伝え方をする必要があります。
つまり相手の知識や経験のレベルに合わせて伝え方を
こちら側が工夫していくということです。
相手が望む結果を得るための根拠を、漏れなく、抜けなく、
わかりやすく説明し、確実に成果が得られることを伝えるためのスキルとして、
ロジカル・シンキングは多いに活用できます。
おすすめの書籍を1冊、ご紹介しておきましょう。
人気の書籍なのでご存知の方も多いかもしれません。
『世界一やさしい問題解決の授業
―自分で考え、行動する力が身につく』
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