ビジネスマナー
ビジネススキルの中で、まず最初に身につけたいスキルは「ビジネスマナー」です。
ビジネスマナーを身につけることは、
社会人の礼義であり、第一歩となります。
毎年のように「近頃の若いものは・・・」と苦言を言われる人もいれば、
意識して、かしこまりすぎて、疲れ果ててしまう人もいます。
最低限、新入社員に必要となるビジネスマナーをまとめてみました。
- あいさつ
- 表情
- 態度
- 身だしなみ
- 言葉づかい
- 電話応対
- 名刺交換
どれも「あたりまえ」のことです。
しかし、きちんとできているかと問われた時に、自信をもって
できていると答えられるか、また新人に教える時に正しい作法を
教えることができるか、が大事です。
「考えなくてもできて、人に教えることができる」レベルにまで高める
ビジネスマナーを学んで身につけることを含めて、
「学習」には、5段階のレベルがあります。
- 無意識的無能(知らないしできない)
- 意識的無能(知っているができない)
- 意識的有能(知っていて、考えるとできる)
- 無意識的有能(知っていて、考えなくてもできる)
- 無意識的有能に意識的有能
(知っていて、考えなくてもできるし、人に教えることもできる)
学生のうちはビジネスマナーについて知る機会や、学ぶ機会も
あまりないので、「できない」状態です。
また、「意識的有能」の状態では、ビジネスマナーを学んでいても
意識しないとできないので、気が緩んだ時にマナーが守れず、
相手に不快な思いをさせることとなります。
意識してマナーを守り続けていると「無意識的有能」の状態になるので、
自然にマナーが身についている状態になります。
ただ、この段階では相手にどのようにすればよいか尋ねられた時、
どのように教えれば良いかわからず、うまく伝えることができません。
相手にもわかりやすく伝えられる「無意識的有能に意識的有能」に
状態にまで達することで完全にビジネスマナーが身についたと言えるでしょう。
自分自身のビジネスマナーのスキルを見つめ直すとともに、
学生や新入社員にわかりやすく教えられるかどうか、確かめてみましょう。