自己管理能力
自己管理能力と聞くと
イチローをイメージしやすい方が多いのかもしれません。
自己管理能力とは、『自分をどう律するか、自分で自分を管理、
コントロールする力』のことを言います。
自己管理能力にも様々あって
これらのことが主に取り上げられ重要な要素と言われています。
●感情のコントロール
●意欲やモチベーションを保つこと
●目的意識を持つこと
●時間管理
●体調の管理
自己管理するにあたり、
目標や目的意識を保つ事が必須と言われています。
意欲やモチベーションを保つためには、目標意識を持つ事が
大切とわかっていても、これが簡単ではないことも多いです。
皆さんもそうではありませんか。
たいていモチベーションが低下しているときには、
目標に意識を向けることができなくなってしまっていることが
多く見られます。
そこで、自己管理能力を保つ重要なポイントをご紹介します。
例えば、昇進を目指している人がいたとしましょう。
多くの方が気づいていませんが、実はほとんどの方が
昇進したくて仕事をしているのではありません。
実は、昇進したときに感じる「感情」や「状況」、
そのとき感じる「心理状態」が得たくて昇進というゴールを
目指しているのです。
他の例でご紹介します。
高級ブランドの時計が欲しい方がいたとします。
この場合、高級時計がほしいのではなく
実は、高級時計を身につけて「自信」がほしいという動機だったり、
「立派な人に見られたい」などの動機が根底にある可能性が高いと言えます。
目標の向こうにある「得たいもの」が何かを知る事で
モチベーションや意欲が高いレベルで維持できます。
これはこのポータルサイトでも何度か紹介している心理学NLPで言う
「メタアウトカム」と言われるものです。
「メタアウトカム」とは、目指す目標の先に何が得られるかを
考えることを指します。
こうすることで、目標意識や目的意識を保ちやすくなっていきます。
自己管理能力を高めるためには、
自分の心理状態や目的意識。感情のコントロールが欠かせませんね。
自分の信念や価値観を明確にして、自己管理能力を高める
次に自己管理能力を高めるメンタル面の調整方法をご紹介します。
特にモチベーションのコントロール、意欲の維持・向上は、
目的意識が薄くなっているときには、すぐに弱くなってしまいます。
では、どのようにすれば自己管理能力を高め続けることが
できるようになるか。
心理学NLPの共同開発者であるロバート・ディルツ氏が
提唱した「ニューロ・ロジカル・レベル」という体系化されたモデルがあります。
ニューロ・ロジカル・レベルには、以下の6つのレベルがあります。
- スピリチュアル
- 自己認識
- 信念・価値観
- 能力
- 行動
- 環境
この6つのレベルは互いに影響しあっており、
あるレベルの変化が、他のレベルへの変化を促します。
特に上位に位置する「自己認識」や「信念・価値観」が変わると、
行動の変化を起こし、それによって能力の向上、環境の変化を
起こしやすい傾向があると言われています。
「自己認識」は、自分の役割やミッションを意識するレベル。
「信念・価値観」は、自分が信じていること、大切にしているものを
意識しているレベルです。
自分が仕事を通じて実現したいと思っていることは何か、
自分が仕事をする上で大切にしていることは何か、
ということが明確になると、その自己認識や信念・価値観を
実現するための能力や行動、環境を整えようとします。
「お客様の利益につながる仕事して、ひいては日本の経済を発展させたい」
というミッションを持ったとしたら、それを実現するために必要な
能力・スキルを身につけようとするでしょうし、机の上を散らかして、
グータラ作業をする、ということはなくなるでしょう。
自分が求める状態を実現させるため、
どのような自己認識を持ち、信念・価値観を持っているかを
明確にすることで、自己管理能力を高めることができるようになります。