本質を見る力を養う
サミュエル・スマイルズさんお自助論という書籍の中には、
常に何気ないことに対して、その意味を考えることで、
本質を見る目が養われていく。
というような内容の話があります。
言葉そのものは大分、
変わってしまっているかもしれませんが、
そのようなことを話していました。
ビジネススキルを考える時、
実はこの点が非常に大切な要素になります。
「本質を見る目」と「本質を見ようとする習慣」
これがあるかないかでは、全然別のものになります。
例えば、経営コンサルタントの岡本吏郎先生は、
次のようにお話されています。
「初期値」で決まる。
計算でもそうですが、誰もが気づかないような
0.01の違いでも、先に行くほどに大きな違いになる。
と話しています。
そして、初期値はそれが私たちの人生の前提になります。
その前提を持って仕事や人生に当たりますから、
大きな違いは生まれていきます。
なぜ、ビジネススキルの話がこのようなはなしになるのか?
それは、物事の本質を見えていると、
私たちは、自分でしっかりと選択できます。
深い思考に基づいて、深く、本質的な思考をすることが出来きます。
しかし、本質を見ずに表面的に捉えて思考するとどうなるでしょうか?
軸がぶれているどころか、軸が定まっていない状態ですので、
長続きできない、耐久力、対応力、修正力、発展性が低くなります。
なによりも、全然別の場所にいってしまうことにもなりかねません。
NLPトレーナー兼経営者さんはお話されていましたが、
ジワリジワリの変化で気づきにくくても、長いスパンで
振り返ると大きな違いになっていることがあるそうです。
まずは、初期値と本質を見ようとする習慣と力を
つけて見ることは大切な事かもしれません。
個人差はあっても、誰にでも身につけることができます。